ヤれる後輩と教えてもらったので…
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6月末くらいだったかな。
俺の使っていたバスの路線が会社の都合で、ある土曜日に間引きだったか、運休だったかになった。
田舎なんで、バスに乗って、とあるところへそこから別のバスで通学していたんだが、部活に行くのに、行けなくなったわけ。
最初は同じ路線を使っている同期のもうひとりとともに休む、ってなっていんだたけど、たまたま父親が出かける通り道だったので乗せてもらうことに。
その代わりベストな到着時間より1時間も前。
ダイヤル鍵の部室だから、はやくいってもどうにでもなるのに、朝からブラブラしながら艇庫に向かう。
スマホもない時代だったから、時間のつぶし方なんてほんと当時なにやっていたんだろう。
んで、行って見たら驚きよ。
艇庫が空いていたんで、更衣室のほうへ。
そしたら、女子更衣室側からやっちゃってる声がしてるわけ。
童貞ではなかったけど、いきり立つ俺w。
「のぞきてー。」
「だれかみてー。」
「どうやって。」
って、馬鹿な俺は男子更衣室側から覗くことしか思いつかなかった。
あとあと考えれば、出てくるところまてばいいだけなんだよな。
気づかれないように部屋に入り、部屋の中を見渡して一番高い椅子をそろりと動かして、、、。
俺はブロック塀の上から覗き込んだ。
そしたら、男と目があっちゃったんだ。
立ちバックでやってる高3男と。
2chならやられている側も男なんだろうけど、下半身裸でやられてるのは明らかに1年の女子Sの後姿だった。
考えりゃわかるのに、わざわざ覗いて気まずい空間。
その日の帰り、当然バスが途中から休止なので、親の迎えを乗り換えの場所で待っていた。
帰りなので、そこまでのバスはSもみんな一緒だった。
待っている間に、高3男(Yさん今は地元の中学の先生)と話すことになった。
口止めされるんだろうなとうすうすは感じていた。
しかし、事態は違ってた。
開口一番こういった
「Sちゃんってさ、ゴムつければさせてくれるぞ。」
返す言葉がわからない俺を無視して、続ける。
「T(チーフマネ)に言えば、Sは断んないしさ」
なんでここでTが出てくるのか未だに不明なんだけど、とにかくチーフマネが何かしら絡んでた。
その当時はしらなかったけど、TとSは同じ集落でたぶん遠縁か何かなんだと思うそこらへんが闇の源かも。
俺は恐る恐る聞いてみた。
「いつからそういうことをいつもしてるんですか」
と聞くと、あっけらかんと
「GWから、ほんと毎週のようにしてるなゴム代かかるー」
翌週には俺とY先輩は兄弟になってたw。
Sに関係を求めると、何事もないかのようにメールアドレスをもらい連絡をする関係になっていた。
土曜日はYがどうやらキープしているらしく、俺は日曜日にわざわざバスに乗ってSと待ち合わせて、かなり離れた地方の都市部のラブホテルで。
したいさかりの俺、目の前にいるのはけっこうかわいいS。
まあやりまくりましたね。
デリカシーも糞もない世代ですから、
「なぜやらせてくれるの」
とか
「誰とやってるの」
とか下衆なことも聞いてました。
そのときの応えに
「Tから言われているから。」
と、Yの名前だけが出てきた。
当然金のない高校生。
こんなことは一回しか出来なかった。
とはいえ、土曜はYがキープ。
しかし7月に入ると状況が変わってきた。
たいした成績も持っていないYは早々に引退。
表向き受験生のYは本当に受験へシフトしていった。
日曜は知らないけど、土曜に予備校へ通っているのは聞いたし、それらしいYを何回か見た。
そのころから土曜日家を出る時間は二時間近く早くなっていた夏休みにも入ったのでほぼ毎日だった。
Sの体調が大丈夫な日には、ウェアを脱がせてやりまくってたw。
ただその夏休み、俺にとっても良くない状況だった。
Sが他の男ともしていると感じ取れたから。
まあ彼がいるのならこの関係もそろそろ潮時かとおもったりもしたんだが。
その相手というのが俺の部活同期TOとTAだった。
TOもTAもYから話を聞き及んで何かしら理由作ってはSを誘い出し及んでいたらしい。
TOとTAは俺がそういうことをしているのは知っていたらしいが、俺はそいつらがしているとは思っていなかった裸の王さま状態でした。
このころになるとヨガマットを女子更衣室に持ち込んで、ベット状態。
もうひとりの同期Jも仲間になっていた。
高1男と高1女を練習に追い出して、俺らはなんだかんだとSを呼び止めて。
不審に思われないように、俺らは一人だけ残っていろいろやっていた。
後で聞くと、これもばれていた様子。
逆に怪しくてだそうだから、間抜けな話だ。
誰に聞いたかというと、もうひとりの高1女。
その子は浪人した俺と同じ大学学部学年になったので、実は付き合っていた時期がある。
っても、ほんとここからはダラダラと状況が続く。
Tに言われたというよくわからない理由でSは、俺、TO、TA、J、以前はYとも関係を持っていたわけだ。
俺らも馬鹿なりにその闇にビビリながらもそこに光を当てる勇気がなかった。
そしてある日終了を迎える。
10月になって艇庫が原則閉鎖になったんだ。
これはうちのような金のない、スポーツ推薦進学実績もない、顧問も真剣さがないところならではだからだったんだろうと言い訳をするが。
そこから陸トレに切り替わった。
部室は学内の空教室、更衣室は体育館内の更衣室で完全に男女別。
完全に関係が収束していった。
もちろん翌春には復活するんだが
翌春、ようやく艇庫の使用がオッケーになり、関係が戻ってきた。
が、問題も生じてきた。
まずJが先走りでSをキープしようとして、暗黙ルールを破り始めたんだ。
まあ以前書いたトラブルってのも実はこのJの仕業。
これで険悪になる俺らも、はたからみれば泥棒の内輪もめ。
大事に出来ない分、俺たちはJのやりすぎを見てみないふりしか出来なかった。
それでもSのメールやPHSにダイレクトで連絡を取って、無理やり時間を取らせていた。
ところが、TOやTAも実はJとつるんでたんだまたしてもそれを知らなかった俺。
ガキの喧嘩で完全に対峙したら負けが見えてるんで、Jとは対立しつつもTOやTAとは表向き仲良くしているという負け犬状態だった。
その間にしていたこととは、JはTOやTAと複数Pをやっていたみたい。
はい、俺はその中に入れなかった負け犬です。
それでもSは俺とも関係を持ち続けていた。
そんなこんなで俺は7月をもって引退。
俺も受験モードに切り替わり、それでも艇庫から撤退。
ま、逃げたんだけどね。
負けている状況から。
同じく成績からすれば引退のはずのJは、それでも艇庫に通い続けていたのは知っている。
ただTOとTAも進学希望だったので、足が遠のいて俺たち三人はぎこちないながらも元の鞘というか、丸く収まった感じだった。
ま、JのやりすぎにTOとTAも逃げ出したってのも間違いじゃないんだろうなとは思う。
それでも艇庫に通うJに、その年の1年女子などが不快感を覚えたり、3年の俺らがいなくなった時点で、Jひとりだと後輩全部を抑えきれないと、きな臭くなってきたところで、事件が起きた。
ただこの事件というのが前に書いた、たぶんそうだろうという話で。
正確に言うと事件化もしてなければ、知っている人もごく一部だし、その一部の人たちの話をあわせていって推測しているところがある。
ここからはTOとTAの話を俺が勝手に解釈している部分が多い。
当時、携帯にようやくカメラがついたなんていわれていた時代だったと思う。
そんなときに、2万円くらいでおもちゃのようなデジカメが売られていたとおもうんだが、実はJがそれを持っていたと後からTAに聞かされた。
9月末のある日、文系クラスのJが俺とTOの理系クラスが体育のときに忍び込んで、そのタイミングで教師に見つかり何かしらあったようだ。
TOいわく、TOのかばんを空けられていたと。
ただ財布などの金は誰のかばんからも取られていなかったので、Jが言ったであろう何かの言い訳が通じたのかもしれない。
特に大事にはならなかった。
そう、後から推測するにJはカメラをTOに盗られたと思い忍び込んだんだろう。
ただそのカメラは職員室にあった。
落し物として。
それはTAが職員室で見たというのだから、たぶんそうなのだろう。
そしてこれを読んでいる人は同じ想像をしているだろう。
そのデジカメに何が映っていたのか。
おそらくはそれで正解なんだと思う。
10月になって艇庫は閉鎖。
Jは学校に来るタイミングが俺らより遅い、半不登校状態になっていった。
一方、Sとはまた学内でよく会うようになった。
そっちの関係はぜんぜんなくなっていたけど。
年が明けて、3月。俺らが卒業をした後にそういう決定になったらしいが、廃部へと。
表向きは顧問の体調不良と後任不足。
部員数がすくなくて維持ができないなど。
でもおかしいよな。
Jは一応卒業資格を得る程度の日数は来ていたので、卒業。
その後は東京の専門学校へいったと学内誌に。
俺は浪人。
Sを誘ったホテルのほぼ前を毎日通り予備校へ。
付き合うことになったSではないほうの後輩に聞いた話だけど、Sは留学するため一旦東京の大学にはいったってことだった。
けど、その後はどうなっているか知らない。